こんにちは。ぐうたらんこです。
SNSでも大人気の水回りコーティング、もう試されましたか?
キレイが続いて掃除が楽になるなんて最高~!とあちこちをコーティングをしてみた私ですが、しばらく経ってからコーティングのメリットデメリットを感じるように・・・
そこで今回は、コーティング施工手順と使用後の効果も含めてご紹介します。
シンクの撥水・汚れ防止コーティング
毎日使うキッチンの流し台は、できるだけ汚れるのを防いで掃除を楽にしたいですね。
我が家のキッチンは15年近く使っているためか、だんだん汚れも付きやすくなってきた印象。
何とか楽してキレイを維持できないものかと、市販の撥水・防汚コーティング剤で施工してみました!
コーティングは初めてだったので、素人でも簡単に施工できそうな親しみやすいパッケージのものを購入。
ステンレスシンク用 コーティング剤は、施工前のシンククリーナー、コーティング剤、ゴム手袋、スポンジ、クロスがセットになっています。
必要なものが一式揃っているので、初めての人には安心できるセット。
パッケージには「効果が3年持続」と書かれていますが、この効果については後述しますね。
シンクコーティング前にステンレスを磨く
長年の汚れが染みついてしまった我が家のシンク・・・汗。
汚れが軽い場合は通常のお掃除でOKですが、日頃のお手入れをサボっていた私はシンクの汚れや傷が多い状態。
コーティングの効果を高めるためにもまずは土台をキレイにします。
ステンレス用のコンパウンドを使って表面を磨きました。
使ったのはこちら
ステンレス用のコンパウンドを適量取り、円を描くように磨いていきます。
軽く磨くだけでクロスが黒くなり、ステンレスが削られているのが分かります。
下側のみ磨いた状態。上半分は水滴がベチャッとしているのに対し、磨いた部分は水滴をはじいています。
全体を磨き終えた後です。シンクが一皮むけたようにキレイになり、水をはじいてくれる印象です。
ステンレス用のコンパウンドは、研磨剤によって表面を削って滑らかにするため、ツヤ消し加工のシンク台に使用すると鏡面に近い状態になりますのでご注意下さい。
ツヤ消しの状態を保ちたい場合は、通常のお掃除のみをおすすめします☆
我が家のツヤ消しだったシンクは全体的に鏡面になりましたが、個人的にはキレイになった感じがして良かったと思っています♪
コンパウンドで磨くことで十分キレイになりましたが、さらに「ステンレスシンク用 コーティング剤」に含まれていたシンククリーナーで全体を磨きました。
付属のクリーナーをスポンジに適量取って磨いていきます。スポンジは少し固めで磨きやすい素材になっています。
全体をクルクルと円を描くように磨きました。磨くとグレーっぽくなり、少しステンレスが削られているようです。
シンクにコーティング剤を塗る
シンクの掃除さえ終わればあとはあっという間に終わります♪
クリーナー後は中性洗剤で全体を洗い流し、水分をキレイに拭き取っておきます。
付属のクロスにコーティング剤をたっぷり付けて塗り広げます。
説明書には、手前から奥へと塗り広げ、重ね塗りしないように、と書かれていましたが、正直どこを塗ったのか分からなくなります 笑
重ね塗りされているところもあると思いますが、手早く塗り広げればムラになることもありませんでした。
コーティング後は最低3時間そのままに。完全硬化までは6時間とのこと。
約3時間経過
シンク台コーティング完了
施工後はテンション上がりますね!
ツルッツルのピッカピカ!
水を流してみると、ツルンとはじいてくれています。
シンクのステンレス磨きを初めてから乾燥後まで、トータル6時間ほど掛かってしまいヘトヘトです。前屈みの姿勢を続けて腰が痛い 笑。
ちゅーか、磨くくらいアンタがやってくれたら良かったんちゃうかー!
まあ、頑張った甲斐あってシンクがピカピカになって良かった♪
ただ失敗しちゃった部分もあるんです。
シンクコーティングの失敗部分
流し台の蛇口部分です。
蛇口はシンクより鏡面になっていますが、この部分にもコーティング剤を塗ったところ、画像のように虹のようなムラが出てしまいました。
画像は3ヶ月後の状態ですが、3ヶ月経ってもムラが取れません・・・
間違っても蛇口にはコーティング剤を塗らないように!!!
シンクコーティングの効果は?
コーティング その後・・・1週間経過
特に意識せず、いつも通りシンクを使って1週間が経過しました。
パッと見た感じは施工直後のキレイな状態を保っていますが、よく見ると画像のようにすり傷があちこちにあります。
おそらく、食器やフライパンなどの洗い物を直接置く部分なので、使っているうちにコーティングが剥げてきてしまったように思います。
コーティング その後・・・3ヶ月経過
傷がつき始めた1週間後から、定期的な掃除のみで約3ヶ月使用。
洗面台の撥水・汚れ防止コーティング
洗面台のコーティングにも同じメーカーの「洗面用 コーティング剤」を使いました。
洗面台用のコーティング剤には、クリーナー、コーティング剤、ゴム手袋、クロス2枚が入っていました。
シンクセットにはクリーナー用のスポンジが入っていましたが、洗面台用はクロスになっているようですね。
洗面台もかなり使い込んでいるので、専用クリーナーを使う前に洗面台の蓄積した汚れを掃除しました。
コーティング前に洗面台の汚れを取る
個人的な感想ですが、付属されている専用クリーナーはあまり汚れが取れる印象ではありませんでした・・・
汚れがひどい場合はこのクリーナーだけではちょっと物足りないかもしれません。
洗面台にコーティング剤を塗る
洗面台を掃除した後は水分をキレイに拭き取り、シンクと同様にコーティング剤を塗り広げていきます。
こちらも重ね塗りを防止するのは難しいですが、素早く塗り広げることで問題ありませんでした。
我が家の洗面台はそれなりに大きいと思いますが、それでもコーティング剤が余りました。
上手に塗れば、これ1本でトイレの便器も使えるかもしれませんね。
コーティング剤塗布後は、最低3時間放置、6時間で完全硬化。
約5時間経過
洗面台コーティング完了
キレイな洗面台ってこんなにピカピカなの?というぐらいツヤツヤ、ピカピカ!
写真の撮り方が下手でイマイチ輝きが分かりませんね・・・汗。
肉眼だとめちゃめちゃキレイなのが分かります。感動!
さて、シンクのコーティングは1週間で剥げてきてしまいましたが、洗面台はどうでしょうか・・・
洗面台コーティングの効果は?
コーティング その後・・・1週間経過
施工直後の1週間は全く掃除をしていない状態。
コーティング その後・・・3ヶ月経過
汚れが気になったときに洗剤を付けずに軽く拭き取る程度、週に1度は中性洗剤を吹きかけて掃除、を繰り返し約3ヶ月間が経ちました。
画像から水をはじいて水滴ができているのが分かりますね!
汚れやすい洗面所ですが、軽く掃除するだけでコーティング直後の美しい状態に戻ってくれます!
コーティングが剥げてしまうような感覚はなく、楽してキレイな状態を維持♪
嬉しいことにピンクのヌメリも発生しないんです!
トイレ便器の撥水・汚れ防止コーティング
続いてトイレです。
クリーナーセットのものではなく、簡単に使えるコーティングクロスを購入。
トイレコーティング前の事前準備
先にトイレの掃除は済ませておきます。
トイレのコーティングでちょっと面倒なのが水抜きなんですよね・・・
まず、水抜き用に「吸い上げポンプ」と水受けになるバケツなどを用意します。
ポンプと容器は使い捨てと考え、できるだけ安いものを購入しました。
便器の水たまり部分の水を吸い過ぎると、下水の臭いが一気に上がってきて悪臭が充満します・・・
かなり臭うので心しておいた方が良いかもしれません・・・
しかもコーティングが乾燥するまでの数時間は悪臭が漂ったままになります・・・
よく考えれば水がなくなれば臭いが上がってくるのも当然なのですが、何も考えずに水を吸い上げたので急に鼻をつくような刺激臭に驚いてしまいました 笑。
どうせなら下の方までコーティング!と欲張ってしまったのが間違い?
水たまりの部分がギリギリ塞がる程度で止めれば臭いは上がってこないでしょう。
トイレ便器にコーティング剤を塗る
水分をある程度拭き取り、しばらく乾燥させてからコーティング剤を塗布します。
シンクや洗面台同様、最低3時間放置、6時間で完全硬化となります。
約4時間経過
トイレ便器コーティング完了
コーティング直後にトイレスタンプを付けました。
すると、1時間後にはスタンプが下にずり落ちている!
スタンプも張り付かないほど、防汚コーティングがされている様子が分かります。
2日後にはスタンプが全て流れ落ちるほどのコーティング効果♪
トイレ便器コーティングの効果は?
コーティング その後・・・2週間経過
2週間後、通常のトイレ掃除後にスタンプを貼り付けて様子を観察。
3日ぐらいすると、ほんの少し下にずれ落ちている感じがありますが、全て流れ落ちるということはなくなりました。
コーティング施工後2週間ですし、見た感じはツヤツヤ、ピカピカ。
おそらく同じ陶器である洗面所と同様の効果が続いているでしょう。
コーティング その後・・・3ヶ月経過
トイレ掃除は週に1回隅々まで掃除。それ以外は気になった部分をサッと掃除する程度です。3ヶ月間、一般的なトイレクリーナーのみで強い薬剤は使っていません。
3ヶ月経っても見た目は変わらずキレイに輝いています。
トイレの水を流してみると細い筋になって流れていくので、この様子から撥水されているのでは?と感じます。
汚れが全く付かない、ということはありませんが、こびりつくような汚れは一切なく、軽く掃除をするだけでツルンと汚れが取れます。
水回りのコーティングは上塗りできる?
水回りがツルツルになって大喜びでしたが、コーティング施工後しばらく経ってから気になりだしたことが・・・
コーティング効果がなくなってきたら上から塗り重ねてもOKなの?
いろいろ調べてみると、コーティング剤を塗り直すには古いコーティングを剥がす必要があるようです・・・
どうやって剥がすのかというと、耐水やすり(楽天市場)
想像しただけでの気が遠くなるし、削るってことは少なからず土台も削られる可能性があるのでかなり抵抗があります・・・
コーティング剤の上塗りによる失敗
実は何も考えずにコーティングを上塗りしてしまい、大失敗の経験が・・・
余ったコーティング剤がもったいないなーと思い、既にコーティングを終えていたトイレの手洗いに塗り重ねてしまいました。
おそらくこのキラキラしたものはコーティング剤なんですよね・・・
上塗りしたことでキレイにコーティングが乗らず、はじいた状態のまま硬化したものが取れているのだと思います。
手で触ってみると、陶器の表面はザラザラ・・・
ザラザラした部分が取れるよう、掃除の度に強めにこすり続けている日々です。
この実体験からも、
コーティング剤の上からコーティング剤を上塗りするのはやめた方が良い
と勉強になりました。
ただ、上塗りしてしまったのはコーティングの1週間後。
今回使用したコーティング剤は「3年持続」と書かれている商品なので、年月を経て効果が消えてくるなら、3年後であればちゃんと上塗りできるのかも?という疑問が残ります。
数年後にコーティングをやり直すことがあればまたレビューしようと思います!
最後に
今回は水回りのコーティングとその後について使用感をレビューしました。
シンク、洗面台、トイレのコーティングのうち、今後もコーティングをするか?と聞かれると、
- 洗面所 「絶対やる!」
- トイレ 「やると思う」
- シンク 「やるかもしれない」
と返します。
シンクは傷が付きやすいところなのでコーティングが長持ちしにくいのでしょうね。
やらないよりやった方がキレイだけど、すぐに剥げてくることを考えると塗り直しが大変だし面倒・・・というのが本音かな。
洗面所やトイレに関してはキレイな状態が続いて掃除が楽な点から、今後もコーティングを続けたいな、と思います。
コーティングを考えている方は「剥げてきたときの塗り直し」について十分考慮してから施工なさって下さいね!