こんにちは。ぐうたらんこです。
新築で入居してから約15年。
フローリングのお手入れは、日々の掃除以外にワックスの上塗りを3回。1度は自分でワックスがけを行い、業者に2回お願いしました。
ここ数年、部屋全体を見渡して感じていたことが、以前に比べ部屋が薄暗く見えるということ。
壁紙を貼り替えたのでかなり明るくなったはずですが、入居当時の明るい透明感が何故か感じられない・・・
そしてそして、ようやく気づきました。
部屋全体がくすんで見えるのはフローリングの黒ずみであること!
我が家の床は元々白っぽくて明るい色のフローリングなのですが、ワックスを一度も剥がさずに上から何度も塗り重ねたことで古くなったワックスが変色してくすんでしまっていたというわけです 汗。
剥離まで業者にお願いすると結構な額になるため、今回は自分で全てやってみましたが、コツコツと少しずつ作業するとそれほど大変なことでもなく、むしろ楽しいぐらいでした♪
そこでこの記事では、自分でできるワックス剥離&ワックスがけのポイントについてお伝えします!
- 節約のため自分でワックスがけを考えている
- 掃除では取れないフローリングの汚れや黒ずみが気になる
- 部分的にワックスが白くなったりはげてしまっている
- フローリングの目地の汚れが取れない
やり出したらなかなか楽しいもんやなー♪
フローリングの黒ずみの原因
フローリングは、皮脂やカビ、油などが入り混じって汚れてくるそうです。
表面的な汚れは水拭きや中性洗剤洗剤によるお手入れできれいになりますよね。
いくら掃除をしても改善されない黒ずみの原因はフローリングワックスの劣化の可能性が高いかもしれません。
フローリング目地の汚れ・黒ずみ
黒ずんで見える1つの原因として、フローリングの板と板の溝の汚れが大きく関係しているかと思います。
だって見て下さい!
フローリング全体のワックス剥離を行う前に目地部分の黒ずみだけを取ってみましたよ。
画像を見て頂くと分かるように、目地の黒い筋がなくなっただけでフローリングが明るくなっていますよね。
目地汚れは「爪楊枝で汚れをかき出すといいよー」とネットで紹介されているので、実際に爪楊枝の尖った方で目地に沿って汚れをかき出してみましたが何の効果もありませんでした・・・
食べこぼしカスや小さなゴミなどが詰まっているのなら爪楊枝で軽くこするだけで汚れを取ることができると思いますが、我が家のフローリングでは全く意味がない。
ツルツルと目地の上を爪楊枝が滑ってるだけです。
なぜなら我が家の目地の黒ずみは、詰まった汚れではなくフローリングの劣化による黒ずみであるから!
軽くこすって取れるわけがないですよね。
「爪楊枝で汚れをかき出す」のではなく「爪楊枝や竹串でワックスを削り落とす」という方法でしか、目地の黒ずみは解消されませんでした。
爪楊枝や竹串の細い方ではすぐに折れてしまうので先の太い方を使いってガリガリと。
爪楊枝は太い方でも切り込みが入っているのでそこからポキッと折れやすい。そのため竹串の先の太い方を使いました。
汚いものをお見せしてすみません・・・汗
厚塗りによる劣化したワックスは、軽い力で面白いように削ることができました。
この後フローリング全体のワックス剥離についてお伝えしますが、私は全体の剥離を行う前に上記の方法で目地のワックスを剥がしてから剥離剤を塗りました。
その理由として目地だけワックスが残りやすいから。
先に目地のワックスを軽く剥がしておくだけで作業が早くなるように感じたためです☆
目地の黒ずみがワックスの劣化によるものであれば、爪楊枝等で汚れをかき出すことはできません。
上記の「ワックスを削り落とす方法」で目地の黒ずみは解消されますが、ワックスを剥がしてしまうことにより、その部分から汚れや水分が浸透しやすくなることが考えられるため、ワックスの上塗り等による保護が必要と思われますのでご注意下さい!
フローリングワックスの剥がし方
- フローリングワックス剥離剤
- スプレーボトル、又は刷毛
- バケツ、雑巾、ゴム手袋
- 紙やすり(なくてもOK)
- ヘラ(なくてもOK)
おすすめのワックス剥離剤
ワックス剥離は初めてだったため、剥離剤を選ぶのに少々迷いました。
私が使ったのは、楽天やアマゾンで比較的評価の高かった2点。
使用方法の説明通りの希釈で使用した場合は、①の高速リムーバーの方が浸透が早く感じました。
ワックス剥離剤は希釈タイプが中心ですので、濃度を調節することでどの商品でもきれいに剥がすことができそう。
両者の大きな違いは「臭い」です。
②の商品はツーンとした臭いが強く目がしみる程でしたが、①の高速リムーバーは独特の臭いはあるものの、それほど強い刺激は感じずに作業することができました。
ワックス剥離手順
①紙やすりで軽く削る
我が家のフリーリングはワックスが4層、5層と塗り重ねられているため、剥離剤の浸透を早めるために行いました。
削るとグレーの汚い粉が出ました 笑
紙やすりで軽くこすることで細かい傷が入り、ワックス剥離剤の浸透スピードがずいぶん違います。
面倒であればこの作業を飛ばして次の工程から初めても全く問題ありません。
②マスキングテープで床を保護する
1度に部屋全体をするのは大変なので、空き時間内にできそうな範囲だけコツコツと作業していきました。
剥離&ワックスを行う部分の周りを、マスキングテープや養生テープで保護しておきます。
この時、目地の部分から液が横に流れないようにすることが大切。
特にワックスを塗り終えた部分の横を剥がす場合は丁寧にマスキングテープを貼って下さい。
溝部分のテープを爪などでギュッと密着させながら貼り付けると良いですよ。
マスキングテープを使う場合は防水タイプや塗装用がおすすめ。
あまり細いテープだとワックスなどがはみ出てしまうので、ある程度太め(私は2cmぐらいのものを使用)のテープの方が安心です。
③ワックス剥離剤を塗る
あらかじめ剥離剤を使用方法通りに水で希釈しておきます。
1度に広範囲を剥離したい場合はスプレー容器を使っても良いですが、液体が飛び散りやすいため注意が必要です。
私は小さなバケツで希釈し、刷毛で塗布していきました。
刷毛の方が端の部分にも塗りやすいかと思います。
私が使用した剥離剤の使用方法は7倍希釈や10倍希釈と書いてありましたが、1度説明書き通りに薄めて使用してみたところなかなか古いワックスが溶けてくれなかったので、徐々に濃度を高めていきました。
濃度が高くなるとフローリングへのダメージが大きくなるかもしれないので、様子を見ながら少しずつ希釈度合いを変えていきました。
最終的にはバケツに剥離剤をドボドボッと入れて、水道水をジャーッと適当に入れて作業していました 笑
だいたい5倍希釈ぐらいになっていたように思います。
④ヘラでワックスを剥がす
この工程を飛ばして次に進んでも問題ないですが、溶け出したワックスを素早く取り除くにはヘラを使った方が作業がスムーズです。
剥離剤が浸透している場合はヘラで軽くなぞるだけでスルスルとワックスが剥がれます。
浸透が悪い場合は少し力を入れることで剥がれてきますが、私は残った部分にチョンチョンと新たに剥離剤を塗りながら剥がしすすめました。
ヘラは床に傷が付きにくいものを使用しています。
⑤雑巾で拭き取る
後は雑巾でワックスを拭き取って完了。
雑巾を水洗いしながらヌルヌル感がなくなるまで何度か水拭きします。
私は1畳当たり3度ほど繰り返して拭き取りました。
この時の注意点として、目地の溝部分にワックスが残りやすいため、雑巾を溝に沿わしながら丁寧に拭き取って下さいね。
フローリングワックスの塗り方
- フローリングワックス
- スポンジまたは乾いた布
フローリングワックスの選び方
フローリング用のワックスは品数が豊富でどれを選ぶと良いか迷いますよね。
私は剥離は初めてでしたが、ワックス上塗りの経験があるため、さほど迷わずに購入することができました。
これまで使用したことがあるのは画像の3種類。
選ぶ基準は耐久力とツヤ。
フローリングに輝くようなツヤを求める場合は、スーパーグロス(楽天市場)
ワックス塗り方手順
ワックス上塗りの場合は1度塗りでOKですが、今回は全てのワックスを剥離しているので2度塗りしました。
布で塗るかスポンジで塗るか迷いましたが、私はこの商品を使いました。
スポンジで塗ると泡が立ちやすい、という意見もありますが、力を入れず優しく塗っていくことで泡立ちもなく、均等に塗ることができました。
この商品はボトル一体型となっており、ボトル部分にワックスを入れておけば、ワックスが足りなくなったときにボトルをギュッと押すだけでスポンジに補充される仕組み。
ズボラでざっくり人間の私は、ボトルにワックスを補充するのが面倒になったので途中からスポンジだけで塗り進めました 笑
スポンジ表面全体にワックスを染みこませて塗っていきます。
ただこれも面倒だったので、途中から床にポタポタッとボトルからワックスを直接垂らして塗っていましたが、素早く床全体に伸ばせば何の問題もありませんでした☆
塗り方は単純で、板の目に沿って横に、横に、と隙間なく塗り進めるだけ。
ワックスを塗るときのポイントはスピード。
乾き始める前にさっさと塗っていかないとムラになってしまいます。
塗ってすぐなら上から重ねても問題ないですが、数分経ってしまうと重ね塗りは厳禁☆
塗り残しがあっても数分経ってしまった後は一旦諦め、乾いてから塗り重ねた方がきれいに仕上がります。
2度塗りする場合は、30分以上乾かしてから塗り始めます。
仕上がりが汚くなってしまった場合は再度剥離から行います。
上から更に塗り重ねても1度ムラになった部分はきれいに仕上がりにくいです・・・
塗って間もないワックスは比較的すんなり剥離できますので、ざっと剥離してからやり直すときれいですよ☆
フローリングワックス完了
2度塗りのあとマスキングテープを剥がし、しっかり乾かせば完成です!
この違い見て下さい・・・
どちらの画像も左半分が剥離前の床、右半分が剥離&ワックス後になります。
最後に
今回はフローリングワックスの剥がし方と塗り方についてお伝えしましたがいかがでしたか。
入居当時、明るい部屋に憧れて白っぽい床にしたときは、汚れが目立つかな?とは心配したものの、ワックスの劣化でこんなに黒ずんでしまうとは思ってもみませんでした。
まさかこんな薄汚い床のまま生活していたとは・・・汗
今後はワックスを上塗りするのではなく、しっかり剥離してから塗っていくべきだな、と勉強になりました 笑
1度に部屋全体を剥離&ワックスがけを行うのは大変ですが、部分的に少しずつ作業していくことで普段の生活に支障なく進めることができました。
この方法であれば、床の一部分だけ汚くなったときにもサッと修復できそうですよね♪
ちなみに床1畳当たりの所要時間は約3時間ほど。
普通に生活しながら時間のあるときにコツコツと施工していたので、リビングとキッチンだけで2ヶ月ぐらい掛かりましたが 笑
我が家のように何層にも塗り重なったワックスでなければもっと時間は短くて済むかと思いますよ。
宜しければお試し下さいね♪