こんにちは。ぐうたらんこです。
マグネットが付く壁にできるよ!って商品で、よく知られているのはマグカベ(Amazon)ですね。
壁にシートを貼ることでホワイトボードのように使ったりマグネットが付く壁として活用できるものですが、ほかにも似たようなものがたくさん販売されています。
いやいや、高すぎひんか?
ほんでそこまで強力ちゃうしなっ!
私はホワイトボードとしてではなく、マグネットを使った壁面収納を目的に「磁石が付くシート」を探すことが多いのですが、ホワイトボードとして使う程度なら良いけど、マグネットを使った「浮かせる収納」にはぜーんぜん不向きでした。
いろいろ試行錯誤した結果、マグネットが付く「トタン」がホワイトボードとしても代用でき、マグネット収納にも使えることを発見。
今回は、私が家中のあちこちで実践している「浮かせる収納」の土台作りについて説明します!
ほんま大活躍やで!
どんなふうに使えるのか気になる人は下のボタンから「トタンを使ったアイデア集」見てみてな♪
\ トタンを使ったアイデア集 /
- マグネットが付くシートはどれも磁石が付かなくて困っている
- 置き型ではなく、貼って剥がせるホワイトボードシートを探している
- マグネットがつかない壁にマグネットが使いたい
- 賃貸などで、壁を傷つけずにマグネットが付く壁にしたい
マグネットが強力に付くトタンが便利
鉄板の表面に亜鉛メッキを薄く施したもの。亜鉛メッキによりサビを防止する効果がある。
マグネットが付くベースとなるものが「トタン」になります。「トタン屋根」という言葉を聞いたことがあると思いますが、屋根に用いられたりするトタンのことです。
トタンは鉄の薄い板!だからマグネットが付くんやで♪
販売されているトタンには表面に塗装が施されているものもあるのですよ♪カラーパターンは少ないですが、ホワイトやブラック、シルバーなどの選択もできます。
さらにサイズも扱いやすいA4サイズからあります。使いたい場所、用途によってサイズも使い分けしています。
トタンはホワイトボードの代わりとしても使える
トタンの表面はツルツルしているため、ホワイトボードとして字や絵を描くこともできます。一般的なホワイトボードシートの表面はピカピカのツヤツヤですが、トタンはツヤ消しのような表面で目立ちすぎません。
画像は水で消えるマーカーペンを使っています。詳しくは以下の記事をご覧下さいね。
マグネット補助版ではダメな理由
壁や扉裏に直接何かを取り付けると傷がついてしまうため、私はマスキングテープで必ず保護するようにしています。マスキングテープは粘着力が弱いため、取り外しもスムーズでとても便利なアイテムですよね。
わざわざトタンを貼らなくても、マスキングテープの上にマグネット補助版を貼ればいいんじゃないの?
そう思っていろいろ試してみてんけど、失敗に終わること多かってんよ〜
画像のような小さなマグネット補助板をマスキングテープの上に貼って使用すると、失敗しちゃう確率が高くなるんですよね・・・マグネット補助板だけでなく、吸盤補助板、粘着タイプのフックなどもダメ。
- マスキングテープの上に小さいマグネット保助板を貼り付けた場合
マスキングテープに補助板を貼り、その上からマグネットフックなどを付けた場合、吊り下げる重量によって画像のようにマスキングテープが下地から浮き上がってしまい、そのうち剥がれてきます。
マスキングテープは粘着力が弱いため、一部分だけに力が働くと剥がれやすくなってしまうわけですね。これは吸盤補助板や粘着テープでフックなどを貼り付けた場合も同様でした。
あ~ だからわざわざトタンを貼ってるんだね!
面倒なことをしてるな〜って思ってたんだ〜
そういうこっちゃ!トタンは広い面積で貼り付いてるからマスキングテープの一部分だけに付加がかかりにくいっちゅうことや。
それに広い面積にマグネットが付くほうがレイアウトも自由自在やろ♪
トタン板を使った壁のメリットデメリット
- トタン板は鉄板(スチール)が主な素材なので、とにかくマグネットがガチっと強力に付く
- 厚さは1ミリ以下と薄いので自作した壁でも目立ちにくい
- 市販のマグネットが付くシートに比べるとかなりお安い
- 硬い素材なのでくるくる巻いて保管はできない
- 硬い素材なので自由にカットできない
- トタンのフチ周りは鋭利で扱いに注意が必要
トタンはマグネットが強力に付いてくれるだけでなく安価で購入できるのが嬉しい!市販のマグネットが付くシートは小さいものでも3000円ぐらいするのに対し、トタンであれば数百円で同じ大きさのものが購入できるんです♪
一般的なホワイトボードシートはくるくると巻いて保管できる柔らかいものが中心でハサミで簡単にカットできるものが多いですが、トタンは「薄い鉄の板」のため巻いて保管には向きませんし、カットするにはそれなりにコツがいります。
ただトタンはかなり薄いので、小さいサイズのトタンをうまく組み合わせて貼ればカットせずに使うこともできますよ。
カットの仕方やもキレイにはがせる方法もあわせて紹介するよ!
壁に傷をつけずに現状復帰!賃貸でもできるトタンの貼り方
前述したようにトタンは単なるスチール板。鉄なので強力にマグネットがくっついてくれます。トタンを扉裏などの壁面に取り付ければ、場所を選ばずどこでもマグネットを使った収納スペースを作ることができるというわけ♪
ただしトタンに粘着シートなどは付いていませんので、別途両面テープなどで貼り付ける必要があります。後で剥がしたりと現状復帰可能になるよう、両面テープで直接貼り付けることは避け、少し手を加えてから貼り付けます。
- お好きなサイズのトタン板
- マスキングテープ
- 両面テープ
- カッター、ハサミ
マスキングテープや両面テープはご家庭にあるものを使ってもらっても大丈夫ですが、後で剥がしたい、重いものをマグネットで浮かせたい、など用途に合わせてお選びくださいね。
いろんな種類で実験したけど、私がベスト!と思うマステと両面テープも一応紹介しとくでー
今回は扉裏を使って説明。まず、マグネット収納にしたい場所を保護するためマスキングテープを幅広に貼り付けます。私は画像のようにトタンの幅よりも大きく一面にマステを貼ることが多いですが、後でカットするのが面倒ならもう少し小さくても良いかと思います。
用意しておいたトタンの裏側に両面テープを貼り付けます。剥れてくるとしたら貼り付けた上側からなので、上部は多めにテープを貼る、重いものをマグネットで付ける予定であれば、画像よりもっと広い範囲に両面テープをびっちり貼ることもあります。
マスキングテープの上からトタンを貼り付けます。マスキングテープがはみ出た状態でOKです。
マステをカットする際は、マスキングテープを前に引っ張りながら張りを持たせ、トタンと平行にカッターを滑らせるとスーッと切れます。
トタンのはがし方
剥がし方は2通りあり、マスキングテープごと剥がし始めるか、マスキングテープは触らず、トタンのみを剥がし始めるか。
強力な両面テープを使った場合はマスキングテープにガッチリ張り付いてしまうことがありますが、画像のようにマスキングテープごとゆっくりはがしていけばキレイに取り除くことができました。
使用する両面テープによりますが、強力タイプであっても、はがせる両面テープを使えば、マスキングテープが下地に残った状態でトタンだけ取り除くことできるので、トタンの再利用が可能になることが多いです。
トタンについてよくある質問
- トタンが丸まっていて端から剥がれてくるのですがどうすれば良いですか?
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トタンは買った時から真っ直ぐ平らではなく、やや反っている場合があります。また、立てて保管していたことにより歪みが出ることもあります。購入時になるべく平らになっているものを選ぶ、使わず保管する場合は立てずに寝かせておくことをお勧めします。
私は通販でトタンを購入しているので曲がったものが届く場合もあります。その場合、手で反対側に反り返しなるべく平らな状態にしてから使うようにしています。
また、反りがなかなか治らないトタンは、数枚のトタンを使い、端っこ部分を重ねて貼り付けることで剥がれないようにしたりしています。
- トタンの角が尖っていて危険ではありませんか?
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トタンの切断面はとても鋭利ですのでケガをする恐れがあります。しっかり壁に貼り付けた後であれば鋭利な角も気にならなくなると思いますが、心配な場合は貼り付けたトタンの周囲にマスキングテープを貼り付けて鋭利な部分を隠すなどをお勧めします。
私はキッチンなどの目立つ部分にトタンを使う場合は、トタンの上からトタンより大きい範囲を覆いかぶせるようにカッティングシートを貼ってお化粧しています。このようにすることで鋭利な部分は完全に隠すことができます。
ただし、上から全面に壁紙やカッティングシートを貼る場合、シートの厚みによってはマグネットの付きが悪くなる可能性もありますので、厚すぎないシートをお使いください。
- トタンは錆びませんか?
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今回ご紹介しているトタン板は、表面に塗装が施されているため、傷を付けて塗装が剥がれない限りは錆びる心配はないかと思います。ただ、トタンの周囲(切断面)は金属部分が剥き出しになっているため、そこからサビが出る可能性はあるかもしれません。
私はキッチンや洗面所などでもトタンを使っていますが今のところサビに気づいたことはありません。心配な場合は、上記のQ &A記載内容と同様、マスキングテープやカッティングシートを使って周囲を保護していただくと良いかと思います。
- トタンは壁紙の上からでも貼れますか?
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壁紙の材質や種類によるかと思います。凸凹が大きめの壁紙はマスキングテープが密着しづらく、化粧板やツルツルした壁に比べると剥がれやすいでしょう。マグネットで重いものを取り付けたりしなければ問題ないかと思いますので、ホワイトボードとして使ったり、リモコンをマグネットで取り付けたりできます。
ほとんどのご家庭がビニールやポリエステルなどの化学繊維を組み合わせている壁紙と思いますが、紙製の壁紙の場合は破れやすく、またマスキングテープも剥がれにくいのでお勧めしません。
土壁や塗装されていないコンクリート剥き出しの壁はマスキングテープがしっかり付かない可能性があります。
トタンをカットする方法
カッターを使う場合
定規に沿ってカッターで表面を削るように切り込みを入れます。切り離すのは困難なので、何度か往復して表面に切り込みを入れるようにします。
力加減にもよりますが、私は10回ぐらい同じ箇所をカッターで削るようなイメージで切り込んでいます。塗装の下にある金属がしっかり見えてくるぐらいまで頑張ります。
裏返して切り込み部分を手前に折り曲げます。しっかり切り込みが入っていたら軽い力で簡単に折り曲げることができますよ。私は素手でやっていますが、トタンをカットした切り口はとても鋭利で危ないので必ず軍手などで手を保護してくださいね。
ある程度まで曲げ続けると、パキッとトタンが切り離されます。
手で折り曲げるのが難しい場合は、切れ目に沿ってハサミを入れると切りやすいです。
ハサミを使うと画像のようにトタンが曲がることが多いので、貼り付ける側のトタンは曲がらないように丁寧にカットしてください。
カッターを使った場合、刃先は100%ダメになりますので替え刃が必要になります!
ハサミを使う場合
トタンは薄いのでハサミでカットすることもできますが、硬い素材のため歪みがでやすいです。小さい範囲をカットするなら直接ハサミでカットしても歪みは少なく済みます。
鉄の板といっても1ミリもないので、カッターやハサミである程度はカスタマイズできます。ですが、やはり切り口が鋭利になりやすいこと、少しトタンが曲がってしまうことがあることがあるのでご注意ください。
手軽に使えるスチールシート
こちらのスチールシートは最初から粘着テープが付いているので取り付けが簡単。マスキングテープで保護した後、そのまま貼り付けるだけでOK。
シンワ スチールシートの厚みが0.2mmなのに対し、トタンは0.97mmなので厚みがあるトタンの方が磁石がしっかり引っ付きます。
磁石の付き具合はトタンには劣りましたが、説明書によるとスチールシートを2枚重ねで使うことで磁石がしっかり付くようになるとのこと。
実際に2枚重ねで厚み0.4mmで使用してみところ、まだまだ厚みが足りなくてマグネットの付きがイマイチ…。もっと重ねると強度は増すと思いますが…。
お手頃な値段やし、小さい範囲に軽いものを磁石でくっつけたい時には活躍しそうやな
また、マグネットがずり落ちて困ってしまう場合の対処法については以下の記事でご紹介しておりますので参考にして下さいね。
最後に
今回は、ホワイトボードとしても使えて、マグネットを使った収納に便利なトタンをご紹介しました!
私はトタンを使い始めて以来、キッチン、トイレ、洗面所などあらゆるところでマグネットを使った収納法にしています。マスキングテープの消費が激しいけど・・・ 笑
マグネットがつかなくて諦めていた方、ぜひ参考にしていただき「浮かせる収納」にしてくださいねー