こんにちは。ぐうたらんこです。
マグネットが付くホワイトボードシートが数多く販売されていますね。
よく知られているのはマグカベ(Amazon)で、壁にシートを貼ることでホワイトボードのように使ったりマグネットが付く壁として活用できるもの。
私はホワイトボードとしてではなく、マグネットを使った壁面収納を目的に「磁石が付くシート」を探すことが多いのですが、
安価なものはホワイトボードとして使うなら良いけど、壁面収納には不向きでした。
いろいろ試行錯誤した結果、安くて身近なものをマグネットが付くホワイトボードとして代用できることを発見。
- マグネットが付くシートはどれも磁石が付かなくて困っている
- マグネットがずり落ちない強力シートを探している
- 貼って剥がせるホワイトボードシートを探している
- 扉裏や壁面にマグネットを使った収納がしたい
マグネットが強力に付く!トタン板が便利


鉄板の表面に亜鉛メッキを薄く施したもの。亜鉛メッキによりサビを防止する効果がある。
「トタン屋根」という言葉を聞いたことがあると思いますが、そう、その屋根に用いられたりするトタンです☆
- トタン板は鉄板(スチール)が主な素材なので、マグネットが強力に付く!
- 一般的なホワイトボードや磁石が付くシートに比べ安い!
- 厚さ1mm以下と薄い!
- 硬い素材なのでくるくる巻いて保管はできない
- 硬い素材なので自由にカットしづらい
一般的なホワイトボードシートはくるくると巻いて保管できる柔らかいものが中心。
それに比べると少々扱いにくい面もあるかもしれませんが、ホワイトボードシートに比べるととても薄いため、重ねて置いたり立てておけば邪魔にはなりません。
またトタンは硬いので好きな大きさにカットするのは難しいかも。ですが、今回使用するトタンの厚みは1mm以下の0.27mmという薄さなので、ハサミやカッターで切ろうと思えば切ることもできます。トタンのカット法については後に述べますね。
何よりも、トタンはマグネットが強力に付いてくれるだけでなくとても格安で購入できるのが嬉しい!市販のマグネットが付くシートは小さいものでも3000円ぐらいするのに対し、トタンであれば数百円で同じ大きさのものが購入できるんです♪
お近くのホームセンターでも販売されていると思いますが、通販で購入する場合、ショップによって価格の幅がかなりあるのでご注意下さいね。
トタンはホワイトボード代用としても使える


トタンの表面はツルツルしているため、ホワイトボードとして字や絵を描くこともできます。一般的なホワイトボードシートの表面はピカピカのツヤツヤですが、トタンはツヤ消しのような表面で目立ちすぎません。
画像は水で消えるマーカーペンを使っています。詳しくは以下の記事をご覧下さい。

トタンを使ったマグネット壁面収納
前述したようにトタンは単なるスチール板。鉄なので強力にマグネットがくっついてくれます。
トタンを扉裏などの壁面に取り付ければ、場所を選ばずどこでもマグネットを使った収納スペースを作ることができるというわけ♪
ただしトタンに粘着シートなどは付いていませんので、別途両面テープなどで貼り付ける必要があります。両面テープで直接貼り付けてしまうとはがせなくなったり剥がし跡が残ってしまう可能性があるので、ちょっと手を加えてトタンを貼り付けています。
マスキングテープを使ったトタンの貼り方
まず、マグネット収納にしたい場所にマスキングテープを幅広に貼り付けます。
設置場所に合った大きさのトタンを用意し、裏面に両面テープを貼り付けます。
マスキングテープの上からトタンを貼り付けます。マスキングテープがはみ出た状態でOK。
マスキングテープのはみ出た部分は、テープを引っぱりカッターを滑らすように切ると簡単。
マスキングテープは、指で引っ張ることでカットしやすくなるので、トタンよりも大きく貼り付けておくことがポイント。
カッターの刃先で下地に傷がつかないよう、トタンと刃を平行気味にして刃を滑らすとキレイにカットできます!
トタン板貼り付け完成

トタンのはがし方
マスキングテープの上から貼ったトタンは簡単に取り外すことができます。

使用する両面テープによりますが、強力タイプのはがせる両面テープを使えば、マスキングテープが下地に残った状態でトタンだけ取り除くことが可能で張り直しも簡単。
強力な両面テープを使った場合はマスキングテープにガッチリ張り付いてしまうことがありますが、画像のようにマスキングテープごとゆっくりはがしていけばキレイに取り除くことができました。
ただし、マスキングテープごと剥がす場合は、トタンを曲げながら取り外すような形になるためトタンの再利用は難しいかもしれません。鉄の薄い板なので大きく曲がったり折り目のようなものが付いた場合は形が戻りません。
再利用を考えるなら、強力なはがせる両面テープを使って頂くことをおすすめ。剥がせるタイプの両面テープであれば、マスキングテープごとではなく、トタンのみを剥がすことができ、折り曲がることなく再利用可能でした。
マスキングテープで下地を保護する場合の注意点
壁や扉裏に直接何かを取り付けると傷がついてしまうため、私はマスキングテープで必ず保護するようにしています。マスキングテープは粘着力が弱いため、取り外しもスムーズでとても便利なアイテムですよね。

画像のような小さなマグネット補助板をマスキングテープの上に貼って使用すると、失敗しちゃう確率が高くなるんですよね・・・マグネット補助板だけでなく、吸盤補助板、粘着タイプのフックなども失敗に終わる・・・
理由はマスキングテープの粘着力の弱さにあります。
マスキングテープは「面」には強いが「点」には弱いので、1ヶ所に付加がかかるとその部分からはがれてしまう!
マスキングテープの上に小さいものを直接貼り付けた場合

マスキングテープに補助板を貼り、マグネットフックなどを付けた場合、吊り下げる重量によっては画像のようにマスキングテープが下地から浮き上がってしまいます。
マスキングテープは粘着力が弱いため、一部分だけに力が働くとはがれやすくなってしまうわけですね。これは吸盤補助板や粘着テープでフックなどを貼り付けた場合も同様でした。
それにトタンを貼ったら広い面積にマグネットが付くからレイアウトも自由自在やねん♪
トタン板のカット方法
前述したように、トタンはカッターやハサミでカットすることもできます。


まず、定規に沿ってカッターで表面を削るように切り込みを入れます。切り離すのは困難なので、表面に切り込みが入る程度でOK。


トタンを裏返し、切り込み部分を折り曲げるようにすればパキン!と切断することができます。もし折り曲げることが難しい場合は、切り込み部分に沿ってハサミを入れます。


ハサミを入れてカットすると、どうしてもトタンに歪みがつきやすいです。小さくカットするだけなら直接ハサミを使ってもOK。


小さいサイズをカットするだけなら、直接ハサミでカットしても歪みは少なく済みます。

さほど時間をかけずに簡単にカットできますが、トタンをカッターで切ると刃先がダメになるのでご注意くださいね。
粘着剤付きのスチールシート
こちらのスチールシートは最初から粘着テープが付いているので取り付けが簡単。マスキングテープで保護した後、そのまま貼り付けるだけでOK。
シンワ スチールシートの厚みが0.2mmなのに対し、トタンは0.97mmなので厚みがあるトタンの方が磁石がしっかり引っ付きます。
磁石の付き具合はトタンには劣りましたが、説明書によるとスチールシートを2枚重ねで使うことで磁石がしっかり付くようになるとのこと。サイズは、200mm×100mmの1種類しか見つけることができませんでした。
実際に2枚重ねで厚み0.4mmで使用してみところ、マグネットの付きがイマイチ…。お値段も手頃なので軽いものに使うならおすすめ、といった感じのアイテムかな。
また、マグネットがずり落ちて困ってしまう場合の対処法については以下の記事でご紹介しておりますので参考にして下さいね。

最後に
今回は、ホワイトボードとしても使えて、マグネットを使った収納に便利なトタンをご紹介しました!
私はトタンを使い始めて以来、キッチン、トイレ、洗面所などあらゆるところでマグネットを使った収納法にしています。マスキングテープの消費が激しいけど・・・ 笑
壁面収納がお好きな方、ぜひお試し下さいませ♪