こんにちは。ぐうたらんこです。
エアープランツを育てていらっしゃる皆さんはどのような飾り方をされていますか?
エアープランツに必要な物は水分と風。
定期的な水やりと風通しの良いところで管理してあげるととても元気に育ちます。
我が家で育っている50個ほどのエアープランツは吊すことを基本としており、以前は市販のハンギングホルダーを購入していました。
- お値段が張る
- サイズや形状にぴったりの物がなかなか見つからない
- 成長して大きくなるとサイズが合わなくなる
- 商品によっては濡れるとサビのような色が付く
ハンギングホルダーは意外とお値段高め。エアープランツもハンギングできるデザインの物となるとバリエーションも限られてきます。
しかも所持しているエアープランツの大きさに合う物を探すのは至難の業。おまけに1年も使っているとサイズが合わなくなってお蔵行きもしばしば・・・。
おぉ!安くて良いの見つけた!と思ってもサビが出たりと不満だらけでした 笑
今回は、エアープランツを愛してやまない方々に向けて、上記の4点を全てを補ってくれるエアープランツホルダーの作り方についてご紹介します!
エアープランツホルダーの作り方
- アルミ線(アルミワイヤー)
- ペンチ
- ニッパー
今回は何種類かのホルダーの作り方をお伝えしますが、上記の3点をフル活用します!
アルミ線(アルミワイヤー)とは?
アルミ線は、アルミニウムの電線のことであり、銅線に比べ軽量であり、軟らかく加工しやすく、サビにくいことが特長です。園芸やホビーをはじめ、インテリアなど幅広い用途に使われます。ブロンズカラーのアルミ線は、園芸などに最適。盆栽用としてのアルミ線も販売されており、白と茶色があります。太さも1.0から4.0Φmmまで各種揃っており、質量は300g~400gのものが大半です。アルミ線は工作などにも使われ、ワイヤーアートの作品に使用されている方もいます。
引用元:工具通販 モノタロウ
アルミ線は大抵の場合グラム売りされており、太さ、長さを選んで購入して頂けます。作成するホルダーによって太さを変えて頂く方が好ましいです!
グラムで料金が違ってくるので細い物だと数百円である程度長さのものを購入して頂けます。私はエアープランツの数が多いこと、成長に合わせたり気分によってホルダーを作り直すので長めの物を購入しています。
アルミワイヤーは少しぐらいであれば形を変えることが容易であること、作り直してもお財布に優しいところが魅力です☆
とてもしなやかで加工しやすい分、通常の針金に比べ形を維持する力が弱くなることが注意点。大きなエアープランツのホルダーを作るなら太さが3mm以上、20cmぐらいのMサイズのエアープランツなら2~3mmぐらい、Sサイズのエアープランツなら1mm程度の太さでも問題ないでしょう。
柔らかい針金とは言え、太くなればなるほど曲げにくくなるのでご注意下さいね。
キセログラフィカに最適なホルダー
キセログラフィカのように丸い形状で葉が長めのエアープランツに適したホルダーです。テクトラム、カピタータ、ストラミネアなどにも♩
市販のアルミ線の”巻き”をそのまま活用し、円形にホルダーを作成します。
画像のエキセログラフィカは直径20cm以上なので、太さ4mmのアルミ線を使用しています。
作り方
“巻き”になっているアルミ線を2巻き半のところでカット。
3本になった部分を細めのワイヤーを巻き付けて円状を固定。
ワイヤーの端部分をペンチでS字型に曲げてフックを作る。
あとは円状になった部分を少し広げて形を整えるだけで完成です。
固定用のワイヤーは1mm幅などでもOKですが、何度も何度も巻きつける必要があるので長めにカットして下さい。
エアープランツを円の中にソーッと通してワイヤーを葉の間に跨がせていきます。
トリコームを傷つけないように通してあげて下さいね☆
巻き付けワイヤーホルダー
お尻部分が歪んだ形状のキセログラフィカは、上記のホルダーだとバランスが取りにくい場合があります。その場合は形状に合わせてアルミ線を巻き付けつるようにしてホルダーを作って頂くと安定します☆
葉と葉の間にアルミ線を通していき、ゆるく巻き付けて下さいね。
下に葉を落とす品種に適したホルダー
次は平らなところに置けるホルダーです。ガルドネリィ、ストラミネア、ドーラティなど、下の方に葉を落としながら成長するエアープランツに!
ワイヤーの太さはエアープランツの大きさによって変えてあげて下さい。安定させるために太め(3mm~)のワイヤーがおすすめ。
作り方
ぐるぐるホルダー
カプトメデューサ、セレリアナ、バルビシアーナ、トリコロール、アルビダ、インターメディアなど、縦長のタイプや茎が伸びるのエアープランツに適したホルダー。
先ほどと同じ要領でペンチを使いエアープランツの大きさに合わせて円を小さくして形作っていくだけでOK。
小さい子なら2mmぐらいのワイヤーでも安定します。
フック型ワイヤーホルダー
画像はシュスゴネンシス。
丸い形状の小ぶりなエアープランツに適したホルダー。
イオナンタ、テクトラムなどにも☆
脚になる部分だけ円状にし、あとはフック部分を形作るだけです。
安定力を高めるため3mmのワイヤーを使用しています。
かごタイプのホルダー
画像の子はポーリアナ。
ストリクタ、カクティコラ、カピタータなど、お尻の部分が少し出っ張っている子には、お椀型のホルダーを作ることで横を向いたりせず、真っ直ぐ安定しやすいです。
上部をくるっとフック型にしておくことで、水やり後に吊して乾燥させることができるので便利ですよ♩
作り方
1mm程のワイヤーを長さ40cmあたりでカットし30本程用意。
半分ずつのワイヤーを中央辺りで交差させ底の部分を作る。
両端を持ち引っ張るように曲げ、上から押さえておく。
同じ束同士をねじるように交差させる。
全てのワイヤーを扇形に広げる。
指を挟み隣り合うワイヤーをねじるように編む。
1本、又は2本ずつ格子状になるよう上まで編んでいく。
フックになる部分を太めのワイヤーで作る。
編んだ細いワイヤーをフック部分のワイヤ-に巻き付ける。
蒸れにくいウスネオイデスホルダー
ウスネオイデスは細い葉が密集しているため、束にしていると蒸れやすいですよね。
壁にぶら下げるときに葉と壁が密着してしまうと更に蒸れの原因になるので、壁面から浮かすことができるホルダーです。
ウスネオイデスは一束の量を少なめにワイヤーでまとめ、何本かの束にしておきます。
画像のように2重か3重にぐるぐると巻いたフックをワイヤーで形作ります。
ウスネオイデスの束を頭の方から差し込み、ワイヤーの円状部分に巻き付けて固定します。
複数の束を同様に円状部分にワイヤーで固定し、形を整えて完成です。
私は4本の束を通し、1つのホルダーに固定しています。
このホルダーであれば背面部分にワイヤーの円状部分があることで直接葉が壁に密着することを防げます。ボリュームアップ効果も抜群ですよ☆
連結ホルダー
SサイズやMサイズのエアープランツは連結して管理しています。
市販のぐるぐるホルダーを連結していたこともありますが、安定が悪いため自作することにしました。
水やり頻度が同じ品種同士を連結することをおすすめ。フックごと持って移動させることができるので水分補給が楽になりますよ☆
作り方
2つ折りにしたワイヤーの間に通し軽くワイヤーをねじって固定。
1つ通してはねじる、を繰り返し同間隔で固定していく。
太めのワイヤーでフック部分を作りワイヤーを巻き付ける。
フックは市販のS字フックにワイヤーを巻き付けても良いですが、私は太めのアルミワイヤーでフック部分も作っています。
連結のワイヤーを通す部分は小さい輪っかを作り、フックになる部分はくるっと巻いたようにすると可愛いですよ♩
テクトラムに最適なホルダー
テクトラムは丸っこい形を活かすため「結べるワイヤー」を使います。
結べるワイヤーとは?
ベクトラン+極細ステンレスワイヤーのハイブリッド。超しなやか、スリーブ要らず!!スマートな仕掛が簡単に作れます。
引用元:(有)ヤマワ産業
太い糸のようにも見える釣り糸です。
ナイロン製の釣り糸の場合、結び目を作るのにコツが必要でキチンと結んだつもりでも緩まってくることがありますが、この商品を使えば簡単に結べて緩まることはありません。
アルミワイヤーで作成しても良いのですが、アルミワイヤーはある程度向きが固定されます。
結べるワイヤーで作ることで風が吹くとテクトラムの1つ1つがくるくると回転してくれとても癒やされます♩
360度同じフォルムのエアープランツにおすすめのホルダーです。
作り方
結べるワイヤーを長めにカット。
テクトラムの1.5~2倍の間隔で結び目を作る。
テクトラムを通しフックに結びつけて完成。
最後に
今回はワイヤーを使ったエアープランツホルダーについてご紹介しましたがいかがでしたか?
加工しやすいアルミワイヤーや結べるワイヤーを使えばアイデア次第でどんなホルダーでも作って頂けると思います。
この2種はとても水に強く、ワイヤーごと水やりやソーキングしても錆びたりしません。また、アイアン製のホルダーに比べとても軽いので、カーテンフックや壁にぶら下げても負担が少ないのも嬉しい特徴です。
ぜひお試し下さいね♩