こんにちは。ぐうたらんこです。
100円ショップで気軽に購入できるワイヤーネット。アイデア次第で使い方は無限ですよね♩
ワイヤーネットを使ったDIYについては他サイトでも多数紹介されていますが、記事を読んでいて「曲げたりカットしたりして何だか大変そう・・・」と思うことありませんか?
このブログでもワイヤーネットを使った簡単DIYについて複数ご紹介しておりますが、キレイに、そして手早く作成して頂くために、今回はワイヤーネットのアレンジ法についてまとめておきます!
- ワイヤーネットDIY初心者
- 記事を読んで同じように作ってもうまくいかない
- キャスター取付け、曲げ方、切り方などのコツを知りたい
100均ワイヤーネットの選び方
100均で購入できるワイヤーネットですが、大きく分けると2種類あるようです。

画像上はセリアのワイヤーネット。下は販売元が 株式会社seiwa-pro のもの。よく見るとお分かり頂けると思いますが、両者はマス目の大きさが異なります。セリアのマス目はおおよそ4cmですが、セイワプロは4.5cmです。
違いはマス目の大きさだけではありません。ワイヤーの太さにも違いがあります。
画像では分かりにくいですが、セリアのワイヤーネットは骨組みがしっかりしてズッシリと重みも感じられるのに対し、セイワプロの方は華奢な骨組み。
セリアのワイヤーネットはとても頑丈な印象ですね。ただし強度が高い分、曲げたり切断したするには力も必要になります。
一方、セイワプロのワイヤーネットは曲げたり切断したりの加工がしやすいですが、ワイヤーネット自体が湾曲しやすく、加工の際にボキッとおれてしまうこともあります。
いずれにしてもマス目の大きさが違うと繋げにくくなるので、加工する場合は同シリーズを使う方が良いですね。セイワ・プロのワイヤーネットはこちら(楽天市場)で購入できます。
ワイヤーネットの折り曲げ方
直角に曲げる
①板や厚めの雑誌を使って曲げる

もっともシンプルな方法は、板やしっかりとした雑誌や本をワイヤーネットの上に置き、片手で体重を掛けながら曲げていく方法です。
片手に体重をかけて一気に曲げていきますが、慣れないうちはゆっくり様子を見ながら曲げていくと良いかもしれませんね。
画像のような大きめの板がある場合、片足を乗せて体重をかけるようにすれば板がズレずに曲げやすいですよ。
また、ワイヤーネットには溶接箇所があります。パッと見た感じでは分かりにくいですが、よく見るとワイヤーネットの周囲に塗装がボコっと膨らんでいる部分があります。この部分はワイヤー同士を繋げているだけなので軽い力で折れてしまうのでご注意ください。
②テーブルや机の角を使って曲げる

雑誌や板がない場合は、テーブルの角を使って曲げる方法もあります。
ワイヤーネットの両側に体重をかけることができるので比較的曲げやすい方法かもしれませんね。ただし、ゆっくり曲げようとすると折り曲げ部分がズレやすいので、ある程度曲がるまでは一気に力を入れた方が良さそうです。
画像は大理石なので問題ありませんでしたが、木製の机やテーブルに傷が付く可能性があるのでご注意下さい。タオルを敷くなどの保護を忘れずに。
ワイヤーネットの短いところ(1マスや2マス)で曲げる方法

マス目の1つ目や2つ目で曲げようとすると、板や雑誌が滑ってうまく曲げられないことがあります。その場合は画像のように板の上に乗り、脚で押さえながら角度を付けると簡単に曲げることができます。
ワイヤーネットの短い方、長い方、どちらに乗っても曲げることができるかと思います。
S字やコの字に曲げる

コの字に曲げる場合も板や雑誌を使いますが、1つの箇所を先に直角に曲げた後は、他の部分を曲げるのが困難。
まず先に全ての箇所を30度程の角度まで体重を乗せて曲げ、その後、手の力で直角になるよう調整します。
S字の場合も、まずは全ての箇所を折れ目が軽く付くぐらい(15度ぐらい)の角度にした後、手の力で直角に曲げます。
コの字やS字に曲げるときは、1度に直角に曲げず、板や雑誌を使って全ての箇所に少し角度が付くまで曲げ、その後に「手の力」で直角にする!
ワイヤーネットをカット(切断)する方法
ワイヤーネットのワイヤー部分をカットするにはワイヤー専用のニッパーなどを用意する必要があります。
私は比較的小ぶりで扱いやすそうな専用カッターを使っています。


太いワイヤー部分をカットする方法
ワイヤーの細い部分は簡単にカットできますが、ワイヤーネットの周囲はやや太いワイヤーになっているためカットするのが少し大変かもしれません。
ワイヤーネット周囲の太くて硬いワイヤーは、切込みを入れ、曲げながらおるようにすると切断することができました。
1度にカットしようとせず、ワイヤーカッターをグリグリと上下に動かして切り込みを入れます。
切り込みを入れた部分に手で力を加えれば、鈍い感覚で折ることができます。あとは反対側に折り曲げるようにすれば切断可能。
切り込みが浅いとグキッと折れません。その場合は再度ワイヤーカッターを使ってぐりぐりしながら切り込みを深くしてください!
ワイヤーネットの繋げ方・固定の仕方
開閉式の扉のようにしたり、ワイヤーネットを吊り下げる際に長さが足りない、などの場合は専用パーツを使えば簡単に繋げることができます。
ただし、専用ジョイントパーツを使って繋げた場合、グラグラして安定が悪い場合があるため、私は結束バンドで固定しています。
結束バンドの選び方
折り曲げたワイヤーネットの固定や結合には結束バンドが便利。100均で販売されている結束バンドはサイズが豊富ですが、基本的に1番小さいサイズを用意すればOK。

1番小さいサイズと言っても、セリアの結束バンド(左)、ダイソーの結束バンド(右)ではかなり違いがあります。
セリア(右)の1番小さいサイズは幅や頭の部分も大きめで全体的に肉厚なのに対し、ダイソーの方は頭も小さく薄っぺらい。丈夫なのはセリアの結束バンドと言えるかもしれませんが、ダイソーの結束バンドの方が薄い分柔らかく扱いやすいです。
どちらの結束バンドを使っても大きな違いはないですが、私はしっかりガッチリ固定したい箇所にはセリア、通常の固定であればダイソー、という感じで使い分けています。
その理由1つはヘッドの部分にあります。セリアの結束バンドは頭の部分もしっかりしているので大きめ。頭が大きいと、ワイヤーネットを繋げた後に出っ張りが目立ちやすいため繋げる場所によって使い分けています。
結束バンドのカット法
ハサミでカットすることができる結束バンドですが、切り口がとても鋭利で擦り傷になることもしばしば。
衣類やカバンを収納するラックを作っても、結束バンドの切り口が尖っていると収納したアイテムに傷を付けてしまうかもしれません。
切り口をできるだけ滑らかにするにはニッパーを使ってカットすると良いですよ♩


一言で「ニッパー」と言ってもざまな形状があります。結束バンドをできるだけ滑らかにカットするにはエンドニッパー(楽天市場)がおすすめ。ハンドルに対して直角に刃があるタイプで「喰いきり」とも呼ばれていますね。
力を入れずスパッと切れる上に、切り口が尖りにくく、ケガや引っ掛かりを最小限に抑えることができます。
エンドニッパーが手元にない場合は、爪切りで代用しても良いかもしれません。
ハサミを使うと刃の厚みの分、根元からカットできません。切り口も斜めになり、尖った部分が分かりますね。
切り口が真っ直ぐ平らになっており、根元からカットできているのが分かります。
エンドニッパーで結束バンドの切り口を滑らかにする
画像のように結束バンドの平たい面に刃を当て、ヘッドに刃先をグッと押仕込むようにカット。
または結束バンドの平たい面に対して直角に刃を当ててカットするしてもOK。
ニッパーでカットした後、手で触ってみて尖った感覚がある場合は、再度根元に当ててカットすればかなり滑らかに仕上げることができます。
エンドニッパーは細かい部分に刃が届きやすいので、ガッチリ取付けた結束バンドを取り外す時にも簡単にカットできます。
ワイヤーネットに棚受けを取り付ける
折り曲げたワイヤーネットを棚のように使いたい場合などは、L字金具(楽天市場)やブラケット(楽天市場)
を使い、結束バンドで固定すると強度が増します。100均でもL字金具やブラケットを購入することができますよ☆

L字金具や棚受け(ブラケット)は必ずネジ固定用の穴が空いているものを用意し、穴に結束バンドを通してワイヤーネットと繋げていきます。
この時、画像のように穴ごとに結束バンドを巻き付ける向きを変えると、グラグラせずガッチリ固定できます。
穴に2本の結束バンドが入る場合は、反対向きにも巻き付けると安心ですね。
ワイヤーネットにキャスターを取り付ける
ワゴンや収納棚をつくた場合はキャスターを付けると移動に便利。キャスターを取り付ける場合は、100均でも販売されている「花台」を使うとお手軽ですね。

画像のようなワイヤータイプのものであれば、結束バンドで簡単に繋げることができ、ワイヤーネットに直接キャスターを付けるよりしっかりした土台に仕上がります。
ワイヤーネットに直接キャスターを付ける
キャスターを直接ワイヤーネットに取付ける場合は、必ずネジ固定タイプのキャスター(取付け部分に穴が空いている)を使用します。
4ヶ所の穴に結束バンドを通して固定しますが、最低でも1ヶ所はマス目の角部分を固定するとぐらつき防止になります。
底部分のできるだけ角部分にキャスターを取付けた方が、立てた時にぐらつきにくいです。
ワイヤーネットに脚を付ける
ワイヤーネットを床から自立させたりするためには、専用のスタンドが便利。
筒状に繋げたワイヤーネットには、角に直接ワイヤーネット コーナースタンド(Amazon)を取付けると安定しやすいですね。
1枚のワイヤーネットを自立させたい場合は、100均でも売られているワイヤーネット スタンド(Amazon)を使うと良さそう。


ワイヤーネットスタンドはカチッとはめ込むことができるので、しっかりと安定して自立させることができました。
最後に
今回は、ワイヤーネットを使ったアレンジ方法についてお伝えしましたがいかがでしたか?加工のコツさえ押さえれば、あとはアイデア次第でおしゃれで便利な物を作って頂けるかと思います!
ぜひチャレンジしてみて下さいね♩